NEOの価格は?2万ドルの内訳と日本での導入手順【2026年最新】

1XのNEOの価格は購入2万ドル(約300万円)かサブスク月額499ドル。予約金200ドル・納入時期・168cm30kgの仕様・向く用途・ほかの人型ロボットとの価格比較と日本で導入する流れを1本でまとめます。
NEOの価格は購入が2万ドル(約300万円・公式価格)です。月々払いを選ぶ場合はサブスクで月額499ドルとなり予約金は200ドル(全額返金可)です。ただし納入は米国が2026年から米国外は2027年からとされており2026年11月の時点で顧客への納入開始は公式に確認できていません。日本で使うことを考える場合は価格を約300万円の目安として押さえたうえで2027年以降の入手を前提に計画を立てるのが現実的です。
NEOの価格は?購入2万ドルかサブスク月額499ドル
画像NEO
家庭用ヒューマノイド。洗濯物・片付け・ドア開けなどを担います。基本的な自律動作から始まり必要に応じて1Xの専門スタッフが遠隔で補助します。手はIP68、本体はIP44です。
1X TechnologiesがNEOに付けている価格は次の2通りです。いずれも公式ストアで案内されている金額で人型ロボットとしては珍しく一般向けに公開されています。
| 契約の形 | 価格の目安 | 公式に示されている内容 |
|---|---|---|
| 購入(Early Access) | 2万ドル(約300万円) | 3年保証が付きます |
| サブスク | 月額499ドル | 月々払いで利用します |
| 予約金 | 200ドル | 全額返金されます |
円換算は1米ドル150円の当サイト共通レートで計算した目安です。為替が動けば金額も動くため見積の時点でその日のレートに合わせて出し直す必要があります。公開されているのは機体の本体価格にあたる部分だけで税・送料・関税・保守は別に見積が必要です。
人型ロボット全体の相場のなかでNEOがどの位置にあるかは人型ロボットの価格一覧でほかの機種と並べて確認できます。
NEOの値段のほかに見積が必要な費用
約300万円という金額だけを見て予算を組むと後から追加が出ます。NEOのような機体を国内で動かすまでに別で積む必要がある項目を整理します。
- ・輸送費と輸入時の税・関税
- ・国内での手続きと受け入れ準備
- ・設置と初期の立ち上げ作業
- ・現場や家庭の使い方に合わせたアプリ開発
- ・保守とサポートの契約
- ・充電場所と通信環境の整備
購入の2万ドルには3年保証が付きますが保証と日常の保守・現場対応は別の話です。総額の考え方はヒューマノイドの導入費用はいくら?でまとめています。費用の一部に使える制度を探す場合はロボット補助金2026も合わせて見てください。
NEOの仕様は?168cm・30kgで4時間稼働
NEOは家庭で人と同じ空間に立つことを前提にした設計です。重量が30kgと軽く騒音が22dBに収まっている点が同じ身長帯の機体と比べたときの特徴になります。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 身長 | 168cm(5フィート6インチ) |
| 重量 | 30kg(66ポンド) |
| 可搬 | 25kg |
| 力の目安 | 持ち上げ154ポンド・運搬55ポンド・片腕18ポンド |
| 稼働時間 | 4時間 |
| バッテリー | 842Wh |
| 急速充電 | 稼働1時間あたり6分 |
| 歩行速度 | 1.4m/s(最大走行6.2m/s) |
| 騒音 | 22dB |
| 自由度 | 手22×2・腕7×2・首3・背骨2・脚6×2 |
| 防水防塵 | 手がIP68・本体がIP44 |
駆動は腱で引く方式で外装は柔らかく仕上げられています。頭脳はNVIDIA Jetson Thorを載せた自社AI「Redwood AI」です。2026年7月には25自由度の腱駆動ハンドが発表され指と掌で22・手首で3の構成になりました。全関節が力制御でIP68の防水に対応し指先の力は最大45Nです。このハンドは全てのNEOに標準搭載されます。
機体側のAIがどういう位置づけのものかを押さえておきたい場合はフィジカルAIとは?を先に読むと仕様の読み方が変わります。
NEOが向いている用途と向かない用途
NEOが公式に挙げている用途は家事(洗濯・片付け)と家庭内の会話・見守りです。法人側では施設運営や物流の案件が発表されています。未習得の作業については1Xの専門スタッフが遠隔で補助する仕組みが前提になっています。
| 用途 | 向き・不向き | 理由 |
|---|---|---|
| 洗濯物・片付けなどの家事 | 向く | 公式が主用途として挙げています |
| ドアを開けて移動する作業 | 向く | 公式の紹介に含まれます |
| 家庭内の会話・見守り | 向く | 公式の用途に含まれます |
| 施設運営・物流の軽作業 | 条件付き | 法人向けの展開は発表の段階です |
| 終日の連続稼働 | 不向き | 稼働時間は4時間です |
| 屋外や水のかかる現場 | 不向き | 本体はIP44です |
| 25kgを超える重い搬送 | 不向き | 可搬は25kgです |
屋外の点検や巡回を考えている場合は人型ではなく四足歩行のほうが条件に合うことがあります。四足歩行ロボットの価格は?で条件を比べられます。
同じ人型ロボットとNEOの価格を比較する
NEOの約300万円という水準が高いか安いかは同じ人型ロボットと並べると見えてきます。価格が公開されている機体と比べます。
| 比較項目 | NEO | Booster K1 Pro | PM01 |
|---|---|---|---|
| メーカー | 1X Technologies | Booster Robotics | EngineAI |
| 形 | ヒューマノイド | ヒューマノイド | ヒューマノイド |
| 状況 | 予約受付 | 出荷中 | 出荷中 |
| 価格の目安 | 約300万円〜メーカー公表価格 | 約275万円〜販売店の掲示価格 | 約185万円メーカー公表価格 |
| 身長・高さ | 168cm | 95cm | 138cm |
| 重さ | 30kg | 19.5kg | — |
| 自由度 | 手22×2・腕7×2・首3・背骨2・脚6×2 / hands 22x2, arms 7x2, neck 3, spine 2, legs 6x2 | 22(頭2・腕4×2・脚6×2) | 24 |
| 可搬重量 | 25kg | — | — |
| 稼働時間 | 4時間 | — | — |
| 主な用途 | 家事(洗濯・片付け)・家庭内の会話・見守り・法人の施設運営・物流(EQT案件) | 大学・企業の身体性AI研究・教育・競技 | 教育・研究・展示・接客デモ |
| 出典 | 公式・報道 | 公式・報道 | 公式・報道 |
Booster K1 Proは2,748,900円でPM01は88,000元(約185万円・公式価格)です。NEOはこの2機種より高い位置にありますが身長168cmで家庭用として売られている点が違います。より大型の機体ではT800が180,000元(約378万円・報道値)ATOMが199,000元(約418万円・報道値)KUAVO 4 Pro / KUAVO 5が308,100元(約647万円・報道値)です。
一方でFigure 03やGR-3GR-2は価格が非公開で要見積です。法人向けの機体は公開価格を持たないことが多く比較の土台をそろえるには見積を取る段階が必要になります。
NEOの導入はいつから可能か
NEOの提供状況は予約受付の段階です。経緯を公式発表と報道の区別を付けて並べます。
- ・2025年10月28日に予約開始。購入2万ドルか月額499ドルで米国は2026年納入・他の市場は2027年からと案内されました。予約開始5日で1年分の生産枠1万台が埋まったと説明されています
- ・2025年12月に投資会社EQTと組み2026〜2030年にEQTの投資先企業へ最大1万台を展開する意向を発表しました。約300社の投資先が対象で導入するかは各社が判断します
- ・2026年4月30日にカリフォルニア州ヘイワードで5万8,000平方フィートのNEO工場を開き量産を始めました。既存拠点と合わせて年1万台をつくり2027年末には年10万台超をめざすとしています
- ・2026年7月9日に25自由度の新ハンドを発表しました
- ・2026年8月27日にはソフトバンクグループが1Xの過半数株式の取得を協議しており企業価値は約60億ドルとReutersがThe Informationを引用して報じました。両社とも公式発表はしていません
初年度の生産分が予約で完売したと報じられている一方で顧客への納品はこれからとされています。2026年11月の時点で納入開始は公式には確認できていません。
メーカーの沿革は1X Technologiesのページにまとめています。2014年創業でノルウェー発・米国拠点の非上場企業です。2025年1月には米国のヒューマノイド新興企業Kind Humanoidを買収しています。物流での人型ロボットが本番運用か実証かを切り分けて見たい場合は物流ヒューマノイドの事例22選が参考になります。
日本でNEOを導入する流れ
米国外の提供は2027年からとされているため日本での導入は待つ時間を前提にした準備が必要です。そのあいだに決めておくことを整理します。
- 1やらせたい工程を1つに絞り作業の内容と時間を書き出す
- 2可搬25kg・稼働4時間・本体IP44という条件で成立するか確かめる
- 3本体価格の目安に輸送・税・設置・開発・保守を足して総額を出す
- 4購入とサブスクのどちらが運用に合うかを比べる
- 5NEOを待つか先に入手できる機体で始めるかを判断する
- 6設置場所の広さ・床・充電場所・通信を確認する
購入前に確かめる点は次のとおりです。
| 確かめる点 | 見るところ |
|---|---|
| 納入の時期 | 米国外は2027年からという案内と現在の状況 |
| 保証の範囲 | 購入に付く3年保証が何を含むか |
| 遠隔補助の扱い | 専門スタッフの補助がどこまで前提か |
| 通信と記録 | 家庭や現場の映像と音声の扱い |
| 国内の手続き | 輸入と設置に必要な書類と対応 |
| 保守の体制 | 故障時に誰がどこで直すか |
Physical AI Labo by デジライズ(株式会社デジライズ)は国内外のロボットメーカーの機体を取り扱い用途に合う機体の選定・見積・調達と国内の手続き・納品・設置・現場に合わせたアプリ開発・保守まで一括で受け持ちます。国内外のメーカー10社以上と提携しており相談は無料です。1つの工程を8〜12週で試すPoCから始められます。扱う範囲はサービスのページに記載しています。
導入の進め方そのものを知りたい場合はロボット導入の流れ9ステップをご覧ください。輸入時の手続きや費用の見通しを先に押さえたい場合は中国ロボット輸入の手続きと費用も参考になります。
よくある質問
NEOの価格はいくらですか
購入が2万ドル(約300万円)でサブスクが月額499ドルです。購入にはEarly Accessとして3年保証が付きます。予約金は200ドルで全額返金されます。円換算は1米ドル150円で計算した目安のため実際の見積は為替と税・送料・関税・保守を含めて出し直します。
日本でNEOを買えますか
公式に案内されているのは米国での2026年納入開始と米国外は2027年からという予定です。2026年11月の時点で顧客への納入開始は公式に確認できていません。日本での入手を前提にする場合は時期が動く余地を見込んだ計画が必要です。お問い合わせから現時点で分かる状況をお伝えできます。
購入とサブスクはどちらが得ですか
公開されているのは購入2万ドルと月額499ドルという金額だけです。使う期間と保守をどう持つかで比較の結果が変わるため工程と稼働時間を決めてから総額で並べる形をおすすめします。費用の積み方はヒューマノイドの導入費用はいくら?で説明しています。
NEOは全部を自分で判断して動きますか
基本的な自律動作から始まり必要に応じて1Xの専門スタッフが遠隔で補助する仕組みです。未習得の作業は補助側に寄る前提になっているため家庭や現場の映像と音声の扱いを導入前に確認しておく必要があります。
工場や倉庫でもNEOを使えますか
法人側ではEQTの投資先企業へ最大1万台を展開する意向が2025年12月に発表されています。ただしこれは発表の段階で導入するかは各社が判断するとされています。可搬は25kgで稼働時間は4時間なので重量物の搬送や連続稼働が前提の工程には合いません。
NEOより先に導入できる人型ロボットはありますか
価格が公開されている機体ではBooster K1 Proが2,748,900円PM01が約185万円です。用途が合えばこちらから試す進め方もあります。候補の整理は人型ロボットの価格一覧とお問い合わせからご相談ください。
出典
この記事で紹介したロボット
画像NEO
家庭用ヒューマノイド。洗濯物・片付け・ドア開けなどを担います。基本的な自律動作から始まり必要に応じて1Xの専門スタッフが遠隔で補助します。手はIP68、本体はIP44です。
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2025年8月に中国で発表したケア特化型ヒューマノイド。全身55自由度で柔らかい外装と表情・音声による対話を備え、案内やリハビリ支援、認知トレーニングでの活用を想定。CES 2026で米国初披露。LiDARを足した派生機GR-3Cもある。
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画像Booster K1 Pro
K1の上位版。NVIDIA Jetson AGX Orin 32GB(200TOPS)とステレオ深度カメラを積む。日本ではスイッチサイエンスが扱う。