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Physical AI Laboby デジライズ

フィジカルAIとは?生成AIとの違い・企業の活用事例と始め方【2026】

・約5分で読めますフィジカルAI基礎知識基盤モデル
タオルを畳む双腕ロボット(上海・2026年11月 デジライズ撮影)

フィジカルAIとは、AIがロボットなどの体を通して現実の世界で動く技術です。生成AIとの違い、注目される理由、ロボット基盤モデル(VLA)の仕組み、フィジカルAIを作る企業の4つの層、企業の活用と始め方を図解します。

フィジカルAIとは、AIがロボットなどの「体」を持ち、カメラやセンサーで現実の世界を見て、自分で判断して動く技術のことです。文章や画像を作る生成AIが画面の中で働くのに対し、フィジカルAIは工場・倉庫・店舗・家庭といった物理の世界で作業します。

生成AIとフィジカルAIの違い

比べること生成AIフィジカルAI
働く場所画面の中(文章・画像・コード)現実の世界(工場・倉庫・店舗)
入力文章・画像カメラ映像・センサー・言葉の指示
出力文章・画像腕や脚の動き(行動)
失敗したとき作り直せばよい物が壊れる・人がけがをする恐れ
例ChatGPT・Claude・Gemini人型ロボット・四足歩行ロボット・自律搬送

いちばん大きな違いは「失敗のコスト」です。現実の世界では一度の失敗が事故につながるため、安全の確認と現場での検証が欠かせません。

なぜ今注目されているのか

  • ・検索の伸び:Intimate Mergerの分析では、「フィジカルAI」の検索関心が前年比で3,600%増えたとされています(2026年9月公表)
  • ・中国の量産:JETROによると中国の人型ロボットメーカーは140社を超え、機種は330以上にのぼります
  • ・出荷の拡大:Counterpointによると、2026年上半期の人型ロボットの世界出荷は2.2万台を超えました
  • ・政府の戦略:経済産業省は2026年3月にAIロボティクス戦略をまとめ、その後も改訂を重ねています

ロボット基盤モデル(VLA)とは

フィジカルAIの頭脳にあたるのがロボット基盤モデルです。代表的な形がVLA(Vision-Language-Action)で、カメラの映像(Vision)と言葉の指示(Language)を受け取り、ロボットの動き(Action)を出力します。「赤い箱を棚に置いて」と話しかけると、映像から箱と棚を見つけ、腕の動かし方まで決めるイメージです。

NVIDIA・Google DeepMind・Physical Intelligenceのような会社や、中国のAgiBotなどのロボットメーカーが基盤モデルを開発しています。

Isaac GR00T N1.6画像
ロボット基盤モデル・頭脳
🇺🇸 NVIDIA (Isaac / GR00T / Jetson) 米国出荷中

Isaac GR00T N1.6

人型ロボット向けのオープンなVLA基盤モデル。Hugging Faceで約3Bパラメータの重みを公開している。2026年3月には後継のGR00T N1.7を商用ライセンス付きのアーリーアクセスで公開し、次世代のN2は2026年末までに提供する予定としている。

価格
要見積
Gemini Robotics ER 2画像
ロボット基盤モデル・頭脳
🇬🇧 Google DeepMind (Gemini Robotics) 英国出荷中

Gemini Robotics ER 2

ロボット向けの視覚言語モデル(プレビュー提供)。環境の空間理解、作業の進捗把握、複数ロボットの協調やエージェント的な指揮に使う。リアルタイム用のStreaming版もある。

価格
要見積
Genie Operator-1 (GO-1) / GO-2画像
ロボット基盤モデル・頭脳
🇨🇳 AgiBot 中国出荷中

Genie Operator-1 (GO-1) / GO-2

2025年3月に発表した汎用の具身基盤モデル。視覚言語モデルとMoEを組み合わせたViLLA(視覚・言語・潜在行動)構成で、2025年9月にGitHubでオープンソース化した(重みはHugging Faceで公開)。2026年4月には推論と行動実行を一つにまとめた次世代のGO-2を発表した(GO-2の公開形態は未確認)。2026年10月29日にはGO-2の後継としてGO-3 Previewを発表した。

価格
要見積

フィジカルAIを作る企業の4つの層

層役割主な企業(カタログ掲載)
基盤モデルロボットの頭脳となるAIモデルNVIDIA・Google DeepMind・Physical Intelligence・Galaxea AI
ロボット本体人型・四足・アーム・車輪型の機体Unitree・UBTECH・AgiBot・Figure AI・Boston Dynamics
計算機・開発基盤ロボットに載せるコンピューターとシミュレーターNVIDIA(Jetson・Isaac Sim)
導入・運用現場への組み込み・保守各国の販売店・SI企業・デジライズ

メーカーごとの特徴はメーカー一覧で比べられます。

企業での活用例

  • ・工場:部品の運搬や組み立ての補助。人と同じ通路や設備をそのまま使えるのが人型ロボットの強み
  • ・倉庫・物流:箱の積み下ろしやピッキング。国内外の事例は物流倉庫のロボット導入事例にまとめています
  • ・点検:四足歩行ロボットによるプラントや変電所の巡回点検
  • ・接客・案内:対話AIを載せた案内ロボット

世界の導入事例は導入事例のページにまとめています。

自社でフィジカルAIを始める3つのステップ

  • 1現場を知る:どの作業を任せたいのかを決め、現場を訪ねて動線や荷物の条件を確かめる
  • 2小さく確かめる:3Dで現場を再現して検証し、1つの工程・1台でPoC(実証)を行う
  • 3広げる:実証の数字をもとに台数と範囲を決め、運用を標準化する

ヒアリングから現場で動き続けるまでの流れ

1現場を知る

  1. 01ヒアリング
  2. 02現場に足を運ぶ
  3. 033Dマッピング
  4. 04要件を決める

2探して選ぶ

  1. 05メーカーを探す・選ぶ

3確かめる

  1. 063Dシミュレーション・PoC

4動かし続ける

  1. 07調達・輸入
  2. 08導入FDE・開発
  3. 09アフターフォロー

デジライズはこの流れを、ヒアリングと現場訪問から導入後のアフターフォローまで一貫して支援しています。

よくある質問

フィジカルAIと産業用ロボットは何が違いますか?

従来の産業用ロボットは決められた動きを正確に繰り返します。フィジカルAIは映像や言葉から状況を理解し、置き場所や形が毎回違う物にも対応しようとする点が違います。

フィジカルAIは日本の中小企業でも使えますか?

使えます。まずは1つの作業・1台から始めるのが現実的です。国の補助金が使える場合もあります(ロボット導入の補助金2026)。

人型ロボットはいくらで買えますか?

小型機は100万円前後から、工場向けの機体は要見積が中心です。人型ロボットの価格一覧で比べられます。

出典

この記事で紹介したロボット

Isaac GR00T N1.6画像
ロボット基盤モデル・頭脳
🇺🇸 NVIDIA (Isaac / GR00T / Jetson) 米国出荷中

Isaac GR00T N1.6

人型ロボット向けのオープンなVLA基盤モデル。Hugging Faceで約3Bパラメータの重みを公開している。2026年3月には後継のGR00T N1.7を商用ライセンス付きのアーリーアクセスで公開し、次世代のN2は2026年末までに提供する予定としている。

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要見積
Gemini Robotics ER 2画像
ロボット基盤モデル・頭脳
🇬🇧 Google DeepMind (Gemini Robotics) 英国出荷中

Gemini Robotics ER 2

ロボット向けの視覚言語モデル(プレビュー提供)。環境の空間理解、作業の進捗把握、複数ロボットの協調やエージェント的な指揮に使う。リアルタイム用のStreaming版もある。

価格
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Genie Operator-1 (GO-1) / GO-2画像
ロボット基盤モデル・頭脳
🇨🇳 AgiBot 中国出荷中

Genie Operator-1 (GO-1) / GO-2

2025年3月に発表した汎用の具身基盤モデル。視覚言語モデルとMoEを組み合わせたViLLA(視覚・言語・潜在行動)構成で、2025年9月にGitHubでオープンソース化した(重みはHugging Faceで公開)。2026年4月には推論と行動実行を一つにまとめた次世代のGO-2を発表した(GO-2の公開形態は未確認)。2026年10月29日にはGO-2の後継としてGO-3 Previewを発表した。

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G1画像
ヒューマノイド現地訪問
🇨🇳 Unitree Robotics 中国量産中

G1

身長132cm・約35kgの小型ヒューマノイド。二次開発にはEDU版(23〜43自由度)を選ぶ。

メーカー公表価格(目安)
約203万円〜323万円

どのロボットが合うか分からなくても大丈夫です。

「工場で部品を運ばせたい」「点検を自動化したい」など、やりたいことを書くだけで構いません。機体選びから見積・開発計画までご提案します。

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